(R6.9.11)防災セミナーに参加いたしました

令和6年9月11日(水)、サンシャイン会・サンリゾートの多目的ホールにて防災セミナーが開催され、関係各所から約34人の方が参加されました。

向井盛泰氏が講師でお越しくださいました。防災士・一級建築士の資格をお持ちで、セミナーも小豆島に焦点を当てた例を挙げてくださったりと非常に分かりやすかったです。

香川県防災士会について

https://kagawa-bousaishi.net/about/

元日に能登半島地震が起き、より南海トラフ地震への意識が高まっていますが災害は地震だけではありません。

自然災害のリスクは、地震に伴う津波や液状化、土砂災害、台風や大雨・高潮に伴うと土砂災害や高潮など様々な危険性があります。

そのため行政や各事業所は、万が一に備え事前に業務継続計画(BCP)を立て、リスクの把握と建物・設備の安全対策を行うことが義務付けられています。

※業務継続計画(BCP)とは・・・

災害や事故などに備え、事業を継続させるために必要な事項を盛り込んだ計画書のことです。

自然災害発生時の業務継続ガイドライン[2.6MB]別ウィンドウで開く(左記リンク、PDF内の5ページあたり)

引用元:厚生労働省HPより https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/douga_00002.html

皆さん、真剣に講演を聞いています・・・

小豆島でも、昭和49年・51年に集中豪雨の影響で土砂崩れが発生し死傷者が出たこともありました。

その歴史を踏まえ、先生から現代の南海トラフ地震に備えるために2011年に発生した東日本大震災や今年元日に発生した能登半島地震などを例に講演がなされました。

高齢者の送迎中に能登半島地震が起き、職員が的確かつ迅速な対応を取ったことで被害を逃れた動画など、BCPがあれば「こう行動できる」など大変勉強になり、また私たちも身近に取り組めて実践すべき内容だと感じました。

*つっぱり棒やロープなどの活用方法の紹介をいただきました

地震は揺れ始めが10~30秒で、その後本揺れが来るので揺れ始めの20秒前後で行動できるかが肝になるとのことでした。

防災も大事ですが減災も大事で、上の写真のように転倒防止用のグッズを利用しておくことで建物が倒壊するリスクを下げることができたり、避難時に家具が倒れて逃げ遅れるということも少なくなります。

本格的な防災グッズを購入しなくても、ホームセンターや100円ショップでもL字の金具やS字フック、厚手のひもなどを活用して少しでも被害が大きくならないようにすることも可能というお話もありました。

津波に関しては、南海トラフ地震が発生した際は小豆島が瀬戸内海に位置するため、土庄港・池田港・内海湾で1~3m級の津波が約半日以上繰り返される想定とのことでした。

*耐震マット、ジェルを紹介する場面

香川県で災害による被災者想定が何千人と出たりしますが、もっと小さい自分の住んでいる校区や地区単位だと何人くらいなのか、避難する場合に手助けが必要な世帯はないか、避難所の受け入れ人数や体制は十分なのか等を確認する必要があります。

災害が起きないことが一番ですが、万が一の時に備えて被害を抑えたり復旧までの時間を短縮できるよう全員が意識することが大切だと、改めて感じました。

以下のページでご自宅や職場等、災害時にどのような被害が想定されるかを自由にシミュレーションできます。是非ご活用してみてください。

重ねるハザードマップ ~自由にリスク情報を調べる~

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